VitaGrafix ― PS Vitaゲームの解像度やフレームレートを変更するプラグイン

ElectryさんによりリリースされているVitaGrafixは、PS Vitaゲームの解像度やフレームレートを変更することのできるプラグインです。ここではその導入方法と使用方法、適用例を紹介します。

概要

PS Vitaのゲームの多くはフレームレートを高く維持するために、ディスプレイの最大解像度よりも低い解像度でグラフィック描画を行っています。また操作のシビアなゲームではフレームレートの変動が少なくなるよう予め低めの固定値が設定されていることがあります。このようなパラメータをユーザーによって変更できるようにするのがVitaGrafixというプラグインです。

VitaGrafixは高度な変更をゲームに加えるという性質から、各ゲーム個別でパッチ作業が必要とされています。次のリストよりパッチが公開されているゲームを確認してから次の導入に進んでください。現在も継続的に新しいゲームがリストに追加されているので定期的に確認するのもいいかもしれません。
GitHub - Electry/VitaGrafixPatchlist: Collection of patches for VitaGrafix 5.0+

導入方法

  1. 次のリンクよりVitaGrafix.suprxをダウンロードし、ux0:tai/に配置します(プラグインをur0パーティションで用いている場合は適宜そのように読み替えてください)。
    Releases · Electry/VitaGrafix · GitHub
  2. 次のリンクよりioplus.skprxをダウンロードし、同じくux0:tai/に配置します。
    PSVita-RE-tools/ioplus.skprx at master · CelesteBlue-dev/PSVita-RE-tools · GitHub
  3. ux0:tai/config.txtを開き、*kernelにioplus.skprxへのパスを、また*ALLにVitaGrafix.suprxへのパスを追加します。
    *kernel
    ux0:tai/ioplus.skprx

    *ALL
    ux0:tai/VitaGrafix.suprx
  4. 次のリンクよりpatchlist.txtをダウンロードし、ux0:data/VitaGrafix/に配置します(VitaGrafixフォルダも作成してください)。
    GitHub - Electry/VitaGrafixPatchlist: Collection of patches for VitaGrafix 5.0+
  5. ゲーム別の設定を保存するためのux0:data/VitaGrafix/config.txtを作成しておきます。
  6. プラグインを有効化するためPS Vitaを再起動してください。

使用方法

予め次のconfig.txtの書き方を参照して各ゲームに対して個別の設定を行っておきます。config.txtの変更を保存した後、当該のゲームを起動すると自動で変更が適用されます。

config.txtの書き方

変更できるパラメータはゲームにより異なります。ご自分のゲームが対応しているパラメータとそのデフォルトの値をVitaGrafixPatchlistで確認してください。

次のconfig.txtの例を参考にして、ご自分のゲームに合わせた編集を行ってください。ここではグラフィックに大きく関与するIB(解像度)、FPS(フレームレート)、MSAA(アンチエイリアス)の設定方法を紹介します。

# はコメントアウトです
# 初音ミク -Project DIVA- F 2nd [JP 1.01]
[PCSG00205]   # ゲームのタイトルID
IB=640x352    # IBは960x544以下に設定する
FPS=60        # FPSの値は60, 30, 20から選択する

# 英雄伝説 閃の軌跡II [JP 1.03]
[PCSG00354]
# IB=960x544  # 設定を適用しないパラメータはコメントアウトしておくとよい
MSAA=4x       # MSAAは4x, 2x, 1x(AAなし)から選択する

その他の詳細な設定や特殊な例については、次のページを参考にconfig.txtの編集を行ってください。
Configuration · Electry/VitaGrafix Wiki · GitHub

適用例

※画像は拡大して比較してください。

初音ミク -Project DIVA- F 2ndの適用例

デフォルト
30FPSを維持できますが少しぼやけた印象のグラフィックです。

IB=960x544
シャープなグラフィックになります。ただしシーンによってはモーションが低速になり音楽に遅れることがあります。

IB=480x272, FPS=60
PSP並みの解像度ですが多くのシーンで60FPSを維持できリズムゲームとしては有用です。

英雄伝説 閃の軌跡IIの適用例

デフォルト
30FPSを維持できますが少しぼやけた印象のグラフィックです。

IB=960x544, MSAA=4x
アンチエイリアシングの効果も相まってグラフィックが改善しています。ただし少なくないシーンやフィールドで30FPSを割り込み動作がやや緩慢になります。

ゲームによってはオーバークロックプラグインと組み合わせるとより高い効果(解像度とフレームレートの両立)を目指せます。様々な設定を試してみてください。

COMMENT (0)

コメントをどうぞ