PlayStation Mobileに登録すると何かがあるらしい
PS Vitaに対しePSPハックとは違ったアプローチを試みているYifan Luさんは、自身のブログで「PlayStation Mobileに登録するといい」との記事を投稿しました。
Yifan Lu | You Should Register for PSMおそらくPS Vitaハックに何らかの進捗を見せてくれるものと思われますが、PSMに登録することでどのようなことができるのかについては述べられていません。
しかし、少なくともPSMの登録およびパブリッシャーライセンスの申請など提案されている内容は無料ではありますので、何が待っているかは蓋を開けてみないとわからないにせよ、まずは準備しておくといいかもしれません。
ただし、PS Vitaは最新FWでないといけません。eCFWなどはアップデートすると使えなくなりますので注意してください。
必要な準備の概略
- PSM DevPortalにPSNアカウントでサインインして、PSMデベロッパー登録を済ませる。
PSM DevPortal - 登録が済んだらPSM DevPortalにて「PSMパブリッシャーライセンスの申請」を行う。申請内容の審査には時間がかかります。住所などは不正だと審査が通りませんので悩ましいところですね
- 審査に通ったら "PSM SDK 1.21.02" (2.00.00でもUnityでもない)をPCにダウンロードしてインストールしておく。
PSM SDK - PS Vitaのブラウザから http://bit.ly/psmdevapp にアクセスし、"PSM Development Assistant for PSM SDK" (for Unityではない)をPS Vitaにインストールする。
サンプルの転送・起動
Yifan Luさんの提案に「サンプルデモで遊んでおく」とありますので、ここからはその手順について要所を少々書いておきます。PS VitaにPSMアプリケーションを転送するために必要な作業が含まれています。
- PSMのインストールで作成されたショートカット "PsmStudio" を起動する。
- "ファイル" → "開く" から、/Users/Public/Documents/PSM/sample/demo に移動し、遊びたいデモを選んで、デモフォルダ内の "[デモ名].csproj" を開く。デモはどれでもいいと思いますが、Yifan Luさんは "BallMazeDemo" がお気に入りのようです。
- PlayStation(R)Mobile SDK: PlayStation(R) Vita で実行するための設定 #鍵の作成に従い、パブリッシャ鍵とアプリ鍵の作成を行う。ここで先の手順で用意したパブリッシャーライセンス付きのPSNアカウントが必要。
- 同ページ #実行 に従い、サンプルデモのビルド、PS Vitaへの転送、および起動を行う。
もしビルド時にError MSB4185に遭遇したら、一旦PSM Studioを終了し、管理者権限のコマンドプロンプトで "setx MSBUILDENABLEALLPROPERTYFUNCTIONS 1" を実行するといいようです。
コマンド間違ってますよ。setではなく、setxです。
これは失礼しました。訂正させていただきます。