PSVshell ― グラフィカルなオーバークロックプラグイン
PSVshellはElectryさんによりリリースされているPS Vita用のグラフィカルなオーバークロックプラグインです。ここではその導入方法と使用方法を紹介します。
オーバークロックとPSVshellについて
オーバークロックは電子機器においてCPUやメモリなどのユニットに対して行う改変の一つです。クロックは1秒あたりの処理回数なので、オーバークロックする(クロックを上げる)と一般に処理性能が高くなります。
PSVshellはPS Vita本体のCPUやGPUなどのユニットをクロックを変更することのできるプラグインの一つです。オーバークロックを行うとゲームによってはフレームレートや解像度などのグラフィックが向上し、操作の反応が改善することがあります。一方ダウンクロックする(クロックを下げる)ことでグラフィックが低下する代わりにバッテリーを長持ちさせることもできます。
応用的な使い方としては、PS Vitaゲームのフレームレートや解像度を変更するプラグインであるVitaGrafixと組み合わせると更に面白いかもしれません。
導入方法
- 次のリンクよりPSVshell.skprxをダウンロードし、ux0:tai/に配置します。
Releases · Electry/PSVshell · GitHub - ux0:tai/config.txtを開き、*kernelにプラグインへのパスを追加します。
*kernel
ux0:tai/PSVshell.skprx - 変更を適用するためPS Vitaを再起動してください。
使用方法
SELECTボタン + 十字キー↑またはSELECTボタン + 十字キー↓で3種類の表示(FULLモード、FPSモード、FUDモード)を切り替えられます。
このうちFULLモードでクロックを変更できます。CPU、GPU、BUS、XBRからクロックを変更したいものにカーソルを移動し、×ボタンで選択します。表示が青色になったら十字キー←→でクロックを変更します。青色の表示はクロックの変更が適用された状態、白色の表示はクロックの変更が未設定の状態です。これらの状態は×ボタンで切り替えられます。
"save profile" では動作中のアプリケーション専用のプロファイルとして適用中のクロック設定を保存できます。"save profile" にカーソルを合わせてLボタンを押すと "save default" に変化します。これを用いるとプロファイルの作成されてないすべてのアプリケーションに現在のクロック設定を適用できます。