Rain’s UltraLite MMS Maker ― PCでマジックメモリースティック作成
ジグキックバッテリー(パンドラバッテリー)を使用してPSPにCFWを導入する際に必要になるツール、"マジックメモリースティック" をPC(Windows)で作成する方法を解説します。
今回はCFW 5.00 M33-4を導入できるDespertar del Cementerio v8をMMSにインストールします。
なお、この記事で解説する方法に限らず、ジグキックバッテリーやMMSはPSP-1000、非対策基盤のPSP-2000にしか対応していないので注意が必要です。
マジックメモリースティック・ジグキックバッテリーとは?
マジックメモリースティック(以下MMS)とは、カスタムIPLが書き込まれたメモリースティックのことです。
ジグキックバッテリーはパンドラバッテリーとも呼ばれ、PSPをサービスモードで起動できる特殊なバッテリーです。サービスモードではPSPのFlashの書き換えなど、通常の状態ではできないような操作をすることができます。
通常はPSPを起動すると、PSP本体に内蔵されたIPLが読み込まれ、IPLがOFWのモジュールを読み込むことでXMBを操作したり、ゲームをしたりできるようになります。
それに対し、ジグキックバッテリーによってサービスモードで起動したPSPでは、本体内蔵のIPLの代わりにMMSのカスタムIPLが読み込まれ、そのカスタムIPLがCFWインストーラやダウングレーダを読み込み、起動するという仕組みになっています。
このMMSとジグキックバッテリーを合わせて "パンドラバッテリー" といい、FWのバージョンに関わらず、すべてのPSP-1000と非対策基盤のPSP-2000で利用することができます。
PSP-3000や対策基板のPSP-2000では基板レベルでの対策が施されているため、パンドラバッテリーは利用できません。PSP goも不可能です。
準備するもの
- 256MB以上のメモリースティック
- ジグキックバッテリー ⇒Amazonなどで入手可能
- FW5.00 アップデータ
- Rain's UltraLite MMS Maker
導入方法
1. メモリースティックにDespertar del Cementerio v8をインストール
- FW5.00 アップデータを用意します。
- アップデータ(EBOOT.PBP)を500.PBPにリネームします。
- Rain's UltraLite MMS Makerをダウンロード、解凍します。
25437_RainsUltraLiteMMS500v12.zip - download now for free. File sharing. Software file sharing. Free file hosting. File upload. FileFactory.com - 解凍してできた25437_RainsUltraLiteMMS500v12フォルダに先ほどの500.PBPをコピーします。
- XMB ⇒ 設定 ⇒ 本体設定 ⇒ メモリースティックのフォーマット から用意したメモリースティックのフォーマットを行います。
※メモリースティックのデータがすべて削除されますので、大事なデータはバックアップをしておいてください。
- 25437_RainsUltraLiteMMS500v12にあるRainsUltraLiteMMS.exeを起動します。
- PSPとPCをUSBケーブルで接続し、USBモードにします。このとき、ほかのリムーバブルディスクは取り外しておいて下さい。
- スタート ⇒ (マイ)コンピュータからドライブレターを確認しておきます。
- "Drive Letter" で先ほど確認したドライブレターを指定します。
- "Make MMS" を選択すると、MMSの作成が始まります。
- Make MMS is Finishedと表示されたら完了です。
これでDespertar del Cementerio v8で5.00 M33-4を導入する準備が整いました。
2. 5.00 M33-6の導入
ここからの操作ではFlashの書き換えが行われます。操作中にジグキックバッテリーが外れたり、充電が切れたりしないよう注意してください。- PSPのメモリースティックとバッテリーを取り外します。
- 先ほど作成したMMSをPSPに差し込みます。
- Lボタンを押した状態でジグキックバッテリーをセットします。
- 自動で電源が入り、Despertar del Cementerio v8のメニューが表示されます。"Install 5.00 M33" を×ボタンで選択してください。
- "Install is complete." と表示されたらインストール完了です。○ボタンを押すと電源が切れます。
- ジグキックバッテリーを外し、通常のバッテリーを入れて電源を入れてください。
- XMB ⇒ Settings ⇒ System Settings ⇒ Restore Default Settings から設定の初期化を行います。
- 自動で再起動し、XMB ⇒ 設定 ⇒ 本体設定 ⇒ 本体情報 ⇒ システムソフトウェア が "5.00 M33-4" になっていたら導入は成功です。
これでこの記事で紹介するすべての操作が終了しました。
5.00 M33-4は今や少し古いCFWとなっていますので、最新のCFWを導入することをオススメします。
CFW 5.00 M33-6導入
と書いてありますよb
修正お願いします!
ありがとうございます。修正しておきました。