LCFW 6.39 ME-2 (正式版)

neur0nさんよりCFW 6.39 ME-2をLCFWに移植した "LCFW 6.39 ME-2" がリリースされています。
このバージョンはReset VSHやRecovery Menuが追加された正式版です。なお、PSP goには未対応です。
http://twitter.com/#!/neur0ner/statuses/74739944618340352
更新内容
暫定版初期リリースから
- Recovery Menuをサポート
- VSH MENUにReset VSH(LCFWが有効な状態で再起動)を追加
概要
このLCFWはsome1氏によって発見された6.39/6.38 Kernel Exploitを使用しています。そのためFW6.39がインストールされていれば、PSPのモデルに関係なく導入できます。
FW6.39をダウングレードするツールはsome1氏によって公開されましたが、FW6.39上で動作するLCFW/HENの登場はこれが初めてです。
CFW 6.39 MEの移植版なので、搭載されている機能はほとんどCFW版と同じです。導入形態はインストーラ + ランチャということでPRO LCFWのような感じです。
ちなみに移植当時はCFW 6.39 ME-2が最新であったため、LCFW版でも6.39 ME-2を基に作られています。そのためLCFW 6.39 ME-2が初期リリース版であり、無印のバージョンは存在しません。
導入対象のモデル
FW6.39をインストールしたPSP1000, 2000, 3000
PSP goに関しては他のモデルと仕様が大きく異なるので対応に時間がかかるとのことです。
導入方法
- リンクよりLCFW 6.39 ME-2をダウンロード、解凍します。
- 解凍してできたinstallフォルダ、launcherフォルダを ms0(ef0):/PSP/GAME/ へコピーします。
- まずはLCFWで使用するModuleをflashにインストールします。XMBから639 installerを起動します。
- 起動後、"Press X to install modules"と表示されたら×ボタンを押し、インストールを開始します。
- インストールが終わると自動でXMBに戻ります。ただしまだLCFWが有効になったわけではありません。次にLCFWを有効化するために639 lunchを起動します。
- 起動後ロード画面が表示され、自動でXMBに戻ります。
- 本体情報のシステムソフトウェアを確認し、 "6.39 ME-2" と表示されていたら導入は完了です。
LCFWなので電源を完全に切れば元のOFW状態に戻ります。再度有効化する場合、LCFW Moduleのインストールはもう済んでいるので、639 launchを起動して有効化を行うだけです。
VSH MENUの使い方
XMBでSELECTボタンを押すと表示されるVSH MENUの使い方の説明です。
VSH MENUでは比較的切り替えることの多いCFW MEの設定を変更できます。
操作方法は十字キー↑↓でカーソルの移動、×ボタンあるいは十字キー←→で設定の変更、および決定です。
CPU CLOCK XMB | XMB上でのCPUのクロック数を変更します |
CPU CLOCK GAME | ゲーム上でのCPUのクロック数を変更します |
USB DEVICE | USBモードにしたときに接続するデバイスを選択します |
UMD ISO MODE | XMBからISOを起動するときに使用するDriverを選択します |
ISO VIDEO MOUNT | ms0:/ISO/VIDEO/に配置したUMDビデオのISOファイルをマウントします |
XMB PLUGINS | XMBでのプラグイン機能を有効化します |
GAME PLUGINS | ゲーム中のプラグイン機能を有効化します |
POPS PLUGINS | PS1ゲーム中のプラグイン機能を有効化します |
PLUGINS MANAGER -> | Plugins Managerの画面に移動します |
SHUTDOWN DEVICE | PSPをシャットダウンします |
RESET DEVICE | PSPを再起動します |
EXIT | VSH MENUを終了します |
Plugins Managerの使い方
Plugins Managerはプラグインの有効化、無効化を切り替えられる機能です。
SELECTボタンを押してVSH MENUを表示、"PLUGINS MANAGER ->"を×ボタンで選択するとPlugins Managerの画面が表示されます。
画面にはvsh.txt, game.txt, pops.txtの順番で記述されているプラグインのリストが表示されます。
一度に表示できるプラグインは20個までです。それより多い場合はリスト表示中にL, Rボタンで2ページ目、3ページ目へと切り替えられます。
有効、無効を切り替えたいプラグインに十字キー↑↓でカーソルを合わせ、×ボタンあるいは十字キー←→でEnable(有効)、Disable(無効)に変更できます。
Recovery Menuの使い方
LCFWが有効化された状態で639 launchを起動するか、OFWからならRボタンを押しながら639 launchを起動することでRecovery Menuが表示されます。
ここでLCFW MEの各種設定を変更することができます。
操作方法は十字キー↑↓でカーソルの移動、×ボタンで設定の変更、および決定です。
設定した情報はflash1:/config.meに保存されます。
Toggle USB | |||||||||
PSPに挿入されたメモリースティックとPCをUSBケーブルで接続します | |||||||||
Configration -> | |||||||||
Skip Sony logo | 起動時に表示されるSonyComputerEntertainmentのロゴをスキップします | ||||||||
Hide corrupt icons | XMBのゲーム一覧の破損したゲームを非表示にします | ||||||||
GAME folder homebrew | Homebrewの起動に使用するカーネルのバージョンを指定します | ||||||||
Autorun program at /PSP/GAME/BOOT/EBOOT.PBP | PSPの起動時にms0:/PSP/GAME/BOOT/EBOOT.PBPをXMBを経由せず直接起動します | ||||||||
UMD Mode | XMBからISOを起動するときに使用するDriverを選択します | ||||||||
Hide MAC Address | 本体情報に表示されるMACアドレスをXX:XX:XX:XX:XX:XXに偽装します | ||||||||
Fake region | リージョンを他の国のものに偽装します | ||||||||
Use VshMenu | SELECTボタンでVSH MENUを表示します | ||||||||
XMB Usb Device | USBモードにしたときにアクセスするデバイスを指定します | ||||||||
Charge bettery when USB cable plugged | PCやPS3とUSBケーブルで繋いだときに充電します(USBモードにしなくてもOK) | ||||||||
Use network update | MEのネットワークアップデート機能を使用するか選択します | ||||||||
Hide PIC0.PNG and PIC1.PNG in game menu | ゲーム一覧でPIC0.PNG(背景)やPIC1.PNG(説明文)を非表示にします | ||||||||
Use version.txt | ms0:/seplugins/ に配置したversion.txtを適用します | ||||||||
Run program at /PSP/GAME/RECOVERY/EBOOT.PBP | |||||||||
ms0:/PSP/GAME/RECOVERY/EBOOT.PBPを直接起動します | |||||||||
Advanced -> | |||||||||
Advanced Config -> |
|
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Toggle USB (flash0) | Flash0とPCをUSBケーブルで接続します | ||||||||
Toggle USB (flash1) | Flash1とPCをUSBケーブルで接続します | ||||||||
Toggle USB (flash2) | Flash2とPCをUSBケーブルで接続します | ||||||||
Toggle USB (flash3) | Flash3とPCをUSBケーブルで接続します | ||||||||
Format flah1 and reset settings | Flash1をフォーマットし、設定を初期化します | ||||||||
Format flash2 | Flash2をフォーマットします | ||||||||
Battery Serial (currentry:*******) | バッテリーのシリアル(状態)を表示します(×ボタンでリロード) | ||||||||
Make Jigkick Battery | バッテリーをパンドラバッテリー(Jigkick Battery)に変換します | ||||||||
Make AutoBoot Battery | バッテリーをオートブート(バッテリーをセットすると自動で起動)バッテリーに変換します | ||||||||
Make Normal Battery | パバッテリーを通常のバッテリーに変換します | ||||||||
CPU Speed -> | |||||||||
Speed in VSH | XMB上でのCPUクロック数を変更します | ||||||||
Speed in GAME | ゲーム上でのCPUクロック数を変更します | ||||||||
Plugins -> | |||||||||
****.prx [VSH] | vsh.txtに記述されているprxファイルを有効/無効化します | ||||||||
****.prx [GAME] | game.txtに記述されているprxファイルを有効/無効化します | ||||||||
****.prx [POPS] | pops.txtに記述されているprxファイルを有効/無効化します | ||||||||
Registry hacks -> | |||||||||
Button assign[VSH] | 決定を○ボタンにするか×ボタンにするか変更します | ||||||||
Activate WMA | WMAを再生可能にします | ||||||||
Activate Flash Player | インターネットブラウザ上でFlash Playerを利用可能にします |
ISO/CSO起動について
ms0:/ISO/に配置されたISOファイルがXMBから起動できます。その前にDriverを指定しておく必要があります。
Normal driver
Normal driverはメモリースティックに配置したISOを起動する際に適当なUMDをセットして起動するドライバです。
起動前にVSH MENUのUMD ISO Modeを”Normal”に設定し、適当なUMDをセットしておきます。
ME driver/np9660 driver/M33 driver/OE isofs legacy
これらのドライバーは "No UMD" で動作します。つまりNormal driverとは違いISOを起動するときにUMDをセットしておく必要がありません。
起動前にVSH MENUのUMD ISO Modeで使用したいドライバを指定しておきます。
UMDビデオを吸い出して再生するには
UMDビデオから吸い出したISOを再生するには以下の手順を実行します。
- umd_dump.prxまたはUMDドライブのマウント機能を使用してISOを吸い出し、ms0:/ISO/VIDEO/に配置します。
- 何でもいいのでUMDビデオ、またはUMDゲームのカセットを挿入します。
- VSH MENUのISO VIDEO MOUNTから配置したISOを指定します。
- XMBのビデオ欄に擬似的なUMDアイコンが表示され、それを選択することでISOが再生できます。
コンバートしたPS1ゲームの起動について
手持ちのPS1ゲームのディスクから変換したEBOOT.PBPが起動できます。
PopstationMD Free GUIでの変換をオススメしていますが、起動できない場合は別のコンバータで試してみてください。
PSPで手持ちのPS1をする方法 PopstationMD Free GUI V7.1b - PSP Hack Evolution
コンバートしたPS1ゲームに自作の説明書を追加する機能もサポートされています。
作成にはPSP DocMaker GUI v0.21を使用してください。
Downloads :: RSS Streaming Tools - for the Playstation Portable