CFW 6.39 ME-2

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neur0nさんよりFW6.39ベースのCFW "6.39 Minimum Edition (6.39 ME-2)"がリリースされています。
PSNに接続しようとした際にフリーズしてしまう不具合があったとのことで、このバージョンでその不具合が修正されています。

http://twitter.com/#!/neur0ner/statuses/73431207546859520

更新内容

  • PSNに接続しようとするとフリーズするバグを修正

機能

  • 現時点で最新のFW6.39ベースのCFWであるため、全ての公式機能が利用可能
  • 未署名Homebrewの起動をサポート
  • プラグインをサポート
  • UMD GAME, UMD VIDEOのISOをサポート
  • ディスクからコンバートしたPS1ゲームと自作の解説書をサポート
  • etc...

インストール方法

6.39 ME系からのアップデート - 差分アップデート

6.39 ME系のCFWが既にインストールされている場合は、更新されたファイルのみを書き換える差分アップデート方式でのインストールが可能です。


  1. 上記リンクから6.39 ME-2 インストーラをダウンロード、解凍します。
  2. 解凍してできたUPDATEフォルダを ms0:/PSP/GAME/ へコピーします。
  3. XMBからインストーラを起動します。
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  4. ネットワークアップデートでインストーラを用意

    PSPで利用できる無線LAN環境がある場合、PSPのみでインストーラの用意からインストールまでの一連の操作が可能です。

    1. Recovery Menu → Configuration → Use network update をEnabledに変更します。
    2. XMBの設定から"システムアップデート"を選択します。
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    3. "インターネット経由でアップデート"を選択すると、ネットワークへの接続画面が表示されるので接続してください。
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    4. 6.39 ME-2 インストーラが検出されます。○ボタンを押すとインストーラのダウンロードが始まります。"1MB以上の空き容量のある~"のところが1MBでない場合はUse network updateがEnabledになっていない可能性が高いです。
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    5. "ダウンロードが完了しました"と表示されたら○ボタンを押してください。インストーラが起動します。
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  5. インストーラが起動したら×ボタンを押してインストールを開始します。
  6. XMBに戻り、本体情報のシステムシフトウェアに6.39 ME-2と表示されていれば導入は完了です。

6.39 ME系以外のCFWやHENからインストール - フルインストール

6.39 MEが導入されいないPSPにインストールする場合は、公式モジュールのアップデートも含むフルインストール形式で導入します。公式FWからのインストールはできません。


  1. 上記リンクから6.39 ME-2 インストーラをダウンロード、解凍します。
  2. 解凍してできたUPDATEフォルダを ms0:/PSP/GAME/ へコピーします。
  3. FW6.39 アップデータ(EBOOT.PBP)を用意します。今なら公式サイトからダウンロード可能です。
    PlayStation.com(Japan)|PSPxA遏屮廛譽ぅ好董璽轡腑鵝Ε檗璽織屮襦彎霾鵝奪轡好謄爛愁侫肇ΕД◇アップデート
  4. EBOOT.PBPを639.PBPにリネームし、 ms0:/PSP/GAME/UPDATE/ へコピーします。
  5. HENやLCFWから導入したい場合はここで有効化します。
  6. XMBからインストーラを起動します。
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  7. インストーラが起動すると639.PBPのチェックが行われます。チェックが終わったら×ボタンを押してください。公式のアップデータが起動します。
  8. アップデータの指示に従ってインストールしてください。
  9. 6.37 ME系や6.38 ME系のCFWからネットワークアップデート

    6.37 ME系や6.38 ME系のCFWがインストールされていて、なおかつPSPで使用できる無線LAN環境がある場合、6.39 ME-2のインストーラや6.39 アップデータをPSPのみで用意し、PCを使わずに6.39 ME-2をインストールすることもできます。

    1. Recovery Menu → Configuration → Use network update をEnabledに変更します。
    2. XMBの設定から"システムアップデート"を選択します。
      20110526005917.jpg
    3. "インターネット経由でアップデート"を選択すると、ネットワークへの接続画面が表示されるので接続してください。
      20110526005924.jpg
    4. 6.39 ME-2 インストーラが検出されます。○ボタンを押すとインストーラのダウンロードが始まります。"1MB以上の空き容量のある~"のところが1MBでない場合はUse network updateがEnabledになっていない可能性が高いです。
      20110526005958.jpg
    5. "ダウンロードが完了しました"と表示されたら○ボタンを押してください。インストーラが起動します。
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    6. "639.PBP doesn't exist."と表示されますが今から用意するので問題ありません。×ボタンを押すとネットワークへの接続画面が表示されるので接続してください。
    7. 接続が完了すると自動でFW6.39 アップデータのダウンロードが始まるので少し待ちます。
    8. ダウンロードが完了するとアップデータのチェックが行われます。それが完了したら×ボタンを押します。
    9. 公式アップデータが起動します。指示に従ってインストールしてください。

VSH MENUの使い方

XMBでSELECTボタンを押すと表示されるVSH MENUの使い方の説明です。
VSH MENUでは比較的切り替えることの多いCFW MEの設定を変更できます。Recovery Menuでも変更は可能です。
操作方法は十字キー↑↓でカーソルの移動、×ボタンあるいは十字キー←→で設定の変更、および決定です。

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CPU CLOCK XMB XMB上でのCPUのクロック数を変更します
CPU CLOCK GAME ゲーム上でのCPUのクロック数を変更します
USB DEVICE USBモードにしたときに接続するデバイスを選択します
UMD ISO MODE XMBからISOを起動するときに使用するDriverを選択します
ISO VIDEO MOUNT ms0:/ISO/VIDEO/に配置したUMDビデオのISOファイルをマウントします
XMB PLUGINS XMBでのプラグイン機能を有効化します
GAME PLUGINS ゲーム中のプラグイン機能を有効化します
POPS PLUGINS PS1ゲーム中のプラグイン機能を有効化します
PLUGINS MANAGER -> Plugins Managerの画面に移動します
SHUTDOWN DEVICE PSPをシャットダウンします
RESET DEVICE PSPを再起動します
EXIT VSH MENUを終了します

Plugins Managerの使い方

Plugins Managerはプラグインの有効化、無効化を切り替えられる機能です。
SELECTボタンを押してVSH MENUを表示、"PLUGINS MANAGER ->"を×ボタンで選択するとPlugins Managerの 画面が表示されます。

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画面にはvsh.txt, game.txt, pops.txtの順番で記述されているプラグインのリストが表示されます。
一度に表示できるプラグインは20個までです。それより多い場合はリスト表示中にL, Rボタンで2ページ目、3ページ目へ と切り替えられます。

有効、無効を切り替えたいプラグインに十字キー↑↓でカーソルを合わせ、×ボタンあるいは十字キー←→でEnable(有効)、Disable(無効)に変更できます。

Recovery Menuの使い方

Rボタンを押しながら電源を入れるとXMBの代わりにRecovery Menuが表示されます。
ここでCFW MEの各種設定を変更することができます。
操作方法は十字キー↑↓でカーソルの移動、×ボタンで設定の変更、および決定です。
設定した情報はflash1:/config.meに保存されます。

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Toggle USB
PSPに挿入されたメモリースティックとPCをUSBケーブルで接続します
Configration ->
Skip Sony logo 起動時に表示されるSonyComputerEntertainmentのロゴをスキップします
Hide corrupt icons XMBのゲーム一覧の破損したゲームを非表示にします
GAME folder homebrew Homebrewの起動に使用するカーネルのバージョンを指定します
Autorun program at /PSP/GAME/BOOT/EBOOT.PBP PSPの起動時にms0:/PSP/GAME/BOOT/EBOOT.PBPをXMBを経由せず直接起動します
UMD Mode XMBからISOを起動するときに使用するDriverを選択します
Hide MAC Address 本体情報に表示されるMACアドレスをXX:XX:XX:XX:XX:XXに偽装します
Fake region リージョンを他の国のものに偽装します
Use VshMenu SELECTボタンでVSH MENUを表示します
XMB Usb Device USBモードにしたときにアクセスするデバイスを指定します
Charge bettery when USB cable plugged PCやPS3とUSBケーブルで繋いだときに充電します(USBモードにしなくてもOK)
Use network update MEのネットワークアップデート機能を使用するか選択します
Hide PIC0.PNG and PIC1.PNG in game menu ゲーム一覧でPIC0.PNG(背景)やPIC1.PNG(説明文)を非表示にします
Use version.txt ms0:/seplugins/ に配置したversion.txtを適用します
Run program at /PSP/GAME/RECOVERY/EBOOT.PBP
ms0:/PSP/GAME/RECOVERY/EBOOT.PBPを直接起動します
Advanced ->
Advanced Config ->
Excute OPNSSMP.bin in flash2:/ ISOの起動時にflash2:/opnssmp.binを読み込みます
XMB Plugins XMBでのプラグイン機能を有効化します
GAME Plugins ゲームのプラグイン機能を有効化します
POPS Plugins PS1ゲームのプラグイン機能を有効化します
Toggle USB (flash0) Flash0とPCをUSBケーブルで接続します
Toggle USB (flash1) Flash1とPCをUSBケーブルで接続します
Toggle USB (flash2) Flash2とPCをUSBケーブルで接続します
Toggle USB (flash3) Flash3とPCをUSBケーブルで接続します
Format flah1 and reset settings Flash1をフォーマットし、設定を初期化します
Format flash2 Flash2をフォーマットします
Battery Serial (currentry:*******) バッテリーのシリアル(状態)を表示します(×ボタンでリロード)
Make Jigkick Battery 通常のバッテリーをパンドラバッテリー(Jigkick Battery)に変換します
Make Normal Battery パンドラバッテリー(Jigkick Battery)を通常のバッテリーに変換します
CPU Speed ->
Speed in VSH XMB上でのCPUクロック数を変更します
Speed in GAME ゲーム上でのCPUクロック数を変更します
Plugins ->
****.prx [VSH] vsh.txtに記述されているprxファイルを有効/無効化します
****.prx [GAME] game.txtに記述されているprxファイルを有効/無効化します
****.prx [POPS] pops.txtに記述されているprxファイルを有効/無効化します
Registry hacks ->
Button assign[VSH] 決定を○ボタンにするか×ボタンにするか変更します
Activate WMA WMAを再生可能にします
Activate Flash Player インターネットブラウザ上でFlash Playerを利用可能にします

ISO/CSO起動について

ISOファイルをms0:/ISO/に配置するとXMBから起動できます。その前にDriverを指定しておく必要があります。

Normal driver

Normal driverはメモリースティックに配置したISOを起動する際に適当なUMDをセットして起動するドライバです。
起動前にVSH MENUのUMD ISO Mode、またはRecovery ModeのUMD Modeを”Normal”に設定し、適当なUMDをセットしておきます。

ME driver/np9660 driver/M33 driver/OE isofs legacy

これらのドライバーは "No UMD" で動作します。つまりNormal driverとは違いISOを起動するときにUMDをセットしておく必要がありません。
起動前にVSH MENUのUMD ISO Mode、またはRecovery ModeのUMD Modeで使用したいドライバを指定しておきます。

UMDビデオのISOを再生するには

UMDビデオから吸い出したISOを再生するには以下の手順を実行します。

  1. umd_dump.prxまたはUMDドライブのマウント機能を使用してISOを吸い出し、ms0:/ISO/VIDEO/に配置します。
  2. 何でもいいのでUMDビデオ、またはUMDゲームのカセットを挿入します。
  3. VSH MENUのISO VIDEO MOUNTから配置したISOを指定します。
  4. XMBのビデオ欄から指定したISOが再生できるようになります。

自分でコンバートしたPS1ゲームの起動について

手持ちのPS1ゲームのディスクから変換したEBOOT.PBPが起動できます。
PopstationMD Free GUIでの変換をオススメしていますが、起動できない場合は別のコンバータで試してみてください。
PSPで手持ちのPS1をする方法 PopstationMD Free GUI V7.1b - PSP Hack Evolution


コンバートしたPS1ゲームに自作の説明書を追加する機能もサポートされています。
作成にはPSP DocMaker GUI v0.21を使用してください。

Downloads :: RSS Streaming Tools - for the Playstation Portable

パンドラバッテリーの作成について

パンドラバッテリーに変換したり、元の通常のバッテリーに戻したりする機能の説明です。
PSP-1000では問題なく変換できますが、PSP-2000では一部変換できないケースも存在します。PSP-2000でパンドラバッテリーに変換できるのはTA-085基板のみで、TA-085 v2やそれ以降の基板では変換できません。基板の確認にはPSPidentが便利です。
PSPident 0.74 リリース - PSP Hack Evolution


また、PSP-2000のバッテリー側にも対策が施されている場合があります。変換できるバッテリーは生産初期のものだけです。


作成自体はいたって簡単です。変換したいバッテリーをセットしてRecovery Menuを起動し、Advanced⇒Make Jigkick Batteryを選択すれば変換が始まるはずです。

その他

  • HOMEボタンを押しながらPSPを起動することでCFW Moduleを読み込まずにOFW6.39として起動させることが出来ます。
COMMENT (2)

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2件のコメントがあります

  1. ななせ 2011年5月29日 5:17 PM

    PSP CFW 5.50 Prometheus-4からCFW 6.39 MEv2 Installerへの導入は可能でしょうか?

  2. Apolo 2011年5月29日 5:25 PM

    出来ますが、flash0:/vsh/etc/に6.39未満のversion.txtを上書きする必要があります。
    それかRecovery Flasherで一度公式FWに戻してから導入するのもアリです。

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