6.20 PRO-B5 (LCFW) リリース *追記: Fix版

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Virtuous Flame氏、Coldbird氏よりFW6.20の全てのPSPに対応したLCFW "6.20 PRO-B5" がリリースされています。
USBケーブル経由で充電が出来ない不具合の修正やその他いくつかのバグ修正などが主な更新内容です。
The World ? PRO-B5 Ready 2 Rumble
PRO-B5 - 忠?炙烈之炎的日志 - 网易博客
wololo.net/talk ? View topic - PRO-B5 Custom Firmware

追記
6.20 PRO-B5にもFix版がリリースされています。6.35ではメモリースティック関連の不具合があってFix版が公開されましたが、6.20にはその不具合は発生しなかったようで更新内容は不明です。一応再インストールをオススメしておきます。
620PRO_B5.rar115网络U盘-我的网盘|免费网络硬盘

更新内容

  • Inferno driverでPataponがフリーズしていた不具合を修正
  • version.txtに関連する不具合を修正
  • USBケーブルで充電する際の不具合の修正
  • Recovery Menu (Plugin Picker) がクラッシュする不具合を修正
  • 圧縮されたUpdaterをサポート
  • Syscallの実行に関連する不具合を修正
  • プラグインのロードコードを修正(ms0とef0が独立して動作するように)
  • FWのバージョンを表示する際にクラッシュしていた不具合を修正
  • 初心者のためにデフォルトの設定を変更
  • umd4homebrewパッチをデフォルトで搭載
  • DJMAX3のアンチCFW機能に対するパッチを追加(CFWで使用するフォルダの隠蔽)
  • PSNでダウンロードしたPS1ゲームでの自作の解説書をサポート
  • KUBridge関数とSDK Examplesを追加

概要

  • FW6.20を導入済みの全てのPSPをサポート(PSP-3000の07g, 09gモデルはFW6.20にダウングレード出来ないので当然利用不可です)
  • Homebrew、プラグイン、ISO/CSO、PS1ゲームの利用に対応
  • プラグイン、version.txtはms0(ef0):/seplugins/に配置することで利用可能

導入方法

Flashの書き換えは危険な作業です。導入は十分注意した上で行ってください。

6.20 PRO-B5をインストール

  1. 6.20 PRO-B5をダウンロード、解凍します。
  2. 解凍してできたPROUPDATEフォルダを ms0(ef0):/PSP/GAME/ へコピーします。
  3. XMBから620 PRO-B Updaterを起動します。
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  4. ×ボタンでインストール開始です。過去のバージョンからの上書きOKです。
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  5. インストールが完了したら×ボタンを押してXMBに戻ります。

6.20 PRO-B Fast Recoveryの導入

LCFWは電源が切れると無効化されてしまうので、再有効化する場合は620PRO-B Fast Recoveryを使用します。
620 PRO-B Updaterを起動して×ボタンを押して有効化することも出来ますが、この620PRO-B Fast Recoveryは起動することで有効化してXMBに戻るまでを自動で行ってくれます。
これ自体にCFWモジュールのインストール機能は無いので初めに一度だけ620 PRO-B UpdaterでLCFWを導入する作業は必須です。

  1. 先ほど解凍してできたファイルからFastRecoveryフォルダを ms0(ef0):/PSP/GAME/ へコピーします。
  2. XMBから620PRO-B Fast Recoveryを起動することで6.20 PRO-B5の再有効化が可能です。
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Permanent Patchを導入

6.20 PRO-B5にはPermanent Patchが付属しています。これによりPSPの電源を完全に落としても次回起動時にLCFWのモジュールを自動で読み込むため、Fast Recoveryも必要とすることなく実質CFWとして使用することが可能です。
ただし、セミブリックに対する救済措置はあるものの、一度フルブリックしてしまうとお手上げなので対策基板への導入はあまりオススメはしないです。

Permanent Patchについてはこちらの記事も合わせてご覧いただきたいです。
6.20TN-D Permanenet Patch - HENをPSP起動時に自動読み込み - PSP Hack Evolution

  1. 先ほど解凍してできたファイルから620PRO_Permanentを ms0(ef0):/PSP/GAME/ へコピーします。

  2. XMBより620 PRO-B Permanent Patchを起動します。
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  3. ×ボタンを押すとオリジナルのvshmaim.prxが ms0(ef0):/vshorig.prx として保存されます。このファイルはアンインストール時に使用することになるかもしれないので削除しないようにしてください。
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  4. ちゃんと動作するかどうかテストを行う場合は、次に×ボタンを押します。Flashに偽装vshmaim.prxを書き込まずメモリースティックから読み込み、XMBがちゃんと表示されたら動作するということになります。
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  5. 動作が確認できたら再度620 PRO-B Permanent Patchを起動し、×ボタンを押したら今度は○ボタンを押します。 偽装vshmaim.prxのインストールが始まります。

  6. インストールが完了すると自動でXMBに戻ります。これで導入は完了です。電源OFFからでもLCFWが有効な状態で起動するようになっているはずです。

アンインストール方法
アンインストールする場合は620 PRO-B Permanent Patchを起動し、×ボタンを押すだけです。


ただし flash0:/vsh/module/vshorig.prx が存在しない場合、手順3で作成されたvshorig.prxをflash0に書き戻す必要があります。
Oボタン + Xボタン + SELECTボタン + STARTボタンを同時押ししながらPSPを起動すれば ms0:/vshorig.prx が flash0:/vsh/module/ へ書き戻され、アンインストール可能になるはずです。

セミブリック状態に対する対処
PSPが起動しなくなった原因はメモリースティックに配置されたプラグインやversion.txtにあることが多いです。
この場合それらのファイルを取り除くことになるのですが、PSP goの内蔵メモリへのアクセスはXMBからUSBモードを選択しないとできないため、ブリックするとファイルの削除すらできない状態に陥ります。

そうなった場合はSELECTボタンを押しながら電源をつけることで解決できる場合があります。こうするとOFW状態で原因のファイルに妨害されずに起動するため、USBモードで接続することができます。
またRボタンを押しながら電源をつけるとRecovery Modeが起動するので、Toggle USB機能を使用して解決できる場合があります。こちらも試してみてください。

PS1ゲームの起動について

コンバートしたPS1ゲームの起動に対応しています。主な変換ソフトにPopstationMD Free GUIがあります。
PopstationMD Free GUI V7.1b - PSP Hack Evolution

起動できない、フリーズするなどの症状はコンバータに原因があることがありますので別のコンバータでも試してください。

コンバートしたPS1ゲームに自作の説明書を追加する機能もサポートされています。
CFW CustomたMEでサポートされている機能と同じです。作成にはPSP DocMaker GUI v0.21を使用してください。

Downloads :: RSS Streaming Tools - for the Playstation Portable

PRO VSH MENU

PROの設定の変更ができるPRO VSH MENUはXMB上でSELECTボタンを押すと表示されます。
十字キー↑↓でカーソルの移動、←→で設定の変更が可能です。○ボタンか×ボタンで決定します。

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CPU CLOCK XMB XMB上でのCPUのクロック数を指定します
CPU CLOCK GAME ゲーム上でのCPUのクロック数を指定します
USB DEVICE USBモード時にマウントされるデバイスを指定します
UMD ISO MODE ISO起動に使用するDriverを選択します
RECOVERY MENU -> Recovery Menuに移動します

SHUTDOWN DEVICE

PSPの電源を切ります
SUSPEND DEVICE PSPをスリープ状態にします
RESET DEVICE PSPを再起動します(LCFWの状態は解除されます)
RESET VSH PSPを再起動します(LCFWの状態は維持されます)
EXIT PRO VSH MENUを終了します

Recovery Menu

VSH MENUで "RECOVERY MENU ->" を選択するとRecovery Menuが表示されます。
十字キー↑↓で項目の移動、決定はリージョンなどに依存しますが普通は○ボタンです。

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Back

Recovery Menuを終了し、XMBに戻ります

Toggle USB

Recovery Menu ⇒ Configuration ⇒ XMB USB Device、
PRO VSH MENU ⇒ USB DEVICE のどちらかで指定したデバイスをUSB経由でPCにマウントします

Run ms0:/PSP/GAME/RECOVERY/EBOOT.PBP

ms0(ef0):/PSP/GAME/RECOVERY/EBOOT.PBPを起動します

Configuration ->

ISO Mode ISO起動に使用するDriverを指定します
Fake Region リージョンを偽装します
Hide MAC address 本体情報のMACアドレスを非表示にします
Skip Game Boot Screen ゲーム起動時に再生されるGAMEBOOTをスキップします
Skip Sony Logo at Startup PSP起動時に表示されるSonyのロゴをスキップします
Use Custom Update Server ネットワークアップデートから6.20 PROのアップデートを可能にします
Protect flash in USB device mount USBケーブルでFlashをPCにマウントしたときの書き換えをプロテクトします
Use version.txt in ms0:/seplugins ms0(ef0):/seplugins/version.txtを使用してバージョンを偽装します
Hide PIC0.PNG and PIC1.PNG in game menu ゲームの一覧に表示される背景の読み込みを無効化します
Prevent Hibernation Deletion (PSP-Go only) PSP goで中断データを再開するときに元データの削除をブロックします
Charge battery when USB cable is plugged in USBケーブル接続時に充電します(PSP-1000は非対応)

Advanced ->

XMB Plugin XMBでプラグインを使用するか
Game Plugin ゲームでプラグインを使用するか
Pops Plugin PS1ゲームでプラグインを使用するか
NoDRM Engine DLCや復号化したEDATA / PGDファイルを読み込みます
Block Analog Input in Game ゲーム中にアナログパッドの認識を無効化します(壊れて誤動作する場合に使うとのこと)
Old Plugin Support (PSP-Go only) PSP goに対応していないプラグインを利用できるようにします(ms0で動作するように作られたプラグインをef0に置き換えて動作させる機能とのことです)

CPU Speed ->

XMB CPU/BUS XMBでのCPU動作クロック数を変更します
Game CPU/BUS ゲーム中でのCPU動作クロック数を変更します

Plugins ->

vsh.txt、game.txt、pops.txtに記述されたプラグインを有効/無効化することが出来ます(パス末尾の0と1を切り替えます)。

Registry Hacks ->

Activate WMA ネット認証無しでWMAの再生を可能にします
Activate Flash ネット認証無しでFlash Playerを使用可能にします
Swap O/X buttons ○ボタンと×ボタンの役割を入れ替えます

Shutdown device

PSPをシャットダウンします

Suspend device

PSPをスリープします

Reset device

PSPを再起動します(LCFW状態は解除されます)

Reset VSH

PSPを再起動します(LCFW状態は維持されます)

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