PS VitaにHomebrew文化が花開く? オープン開発環境の作成に協力者が募られる

Yifan LuさんはPS VitaでHomebrewを実行するための開発環境 "Open Vita SDK" の作成に向け協力者を募っています。
Yifan Lu | Calling all coders: We need you to help create an open Vita SDK!

これまでPS Vitaでは、homebrew(以下、PSPエミュレータ上で実行されるhomebrewに対しnative homebrewと呼びます)を実行する環境はありませんでした。Yifan Luさんは今まで実現できなかった理由に「ツールチェーンとSDKが存在しなかったこと」を最大の障壁として挙げています。PSPでHomebrew文化が繁栄したのは、有志によって早期にPSPSDKというhomebrew開発環境が完成したためで、native homebrewをだれでも開発できるようにするためには、PSPSDKに相当する開発環境がPS Vitaにも必要です。

SDKがこれまで存在しなかったのは、「PS Vitaの実行ファイルのフォーマットを理解している人も、SDKのようなツールを作るのに必要な時間や能力を持ち合わせている人も存在するが、その両方を兼ね備える人がいなかったから」だと言います。そこで彼はSDKの作成を促すため、PS Vitaの実行ファイルのフォーマットの設計やツールチェーンに必要なものをまとめてドキュメントとして公開しました。

これらを踏まえた上で、彼はSDK作成の参加に必要なものを2つ挙げています。一つはPS VitaにおけるELFフォーマットの動作を理解していること。これは公開されたドキュメントで詳細が説明されており、彼の思惑通りならこの点に関してはハードルが下がったことになります。もう一つはAAELF・ARMアーキテクチャのELFの仕組みを理解していることで、これはSCE ELFの理解への一助になるとしています。

SDKの作成は、3大OSで開発できてSDKの仕様書にそぐう言語であればもどれでも良いとしていますが、彼は情報の共有を目的としてlibelfとportable Cの利用を推奨しています。進捗状況や仕様に対する提案などは彼の投稿で受付けられています。

これまで、PS Vitaハックの歴史はPSPエミュレータとともにありました。VHBLやCEFは技術的にはワクワクするものでしたが、PSPで出来たことををPS Vitaで再度なぞっていたに過ぎず、これ以上の発展は期待できませんでした。一方、今度のOpen Vita SDKプロジェクトでは無限の可能性が広がっています。PS Vitaのための文化が花開こうとしています。日本人の活躍にも期待しつつ、志半ばに頓挫しないことを祈るばかりです。

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