HENkaku(変革) 導入ガイド ― ベストな状態で公開時間をむかえよう

追記: 予定通りにHENkakuが公開されました。この記事は公開までの準備のための記事でしたが、これからも最新の導入ガイドとして参考にしていただけます。

HENkaku


今日の日が暮れても私たちの一日は終わりません。HENkaku(変革)のリリース時刻である18時が目前にせまっています。現時点で得られる情報を読み解いて、一日の過ごし方を計画しましょう。

自由なあなたは案内どおりに行動するのを好まないかもしれません。そんなあなたにも少なくとも言えることがあります。18:00になったらHENkakuの公式サイトにアクセスすることです。PCやスマホからではなく、PS Vitaからです。PS Vitaのブラウザアプリを起動したら、アドレスバーに "https://henkaku.xyz/" と入力して公式サイトを開きます。あとは表示された "Install" ボタンをタップするだけです。

では、PS Vitaを充電ケーブルにつないだら、HENkakuについての詳細を確認していきましょう。突如告知されたHENkakuについて私たちが十分に調べられる時間は与えられていませんが、幸いなことに公式サイトはとても充実した内容となっているので、何も分からなくて困るということはないでしょう。

さて、Aboutページによれば、HENkakuはmoleculeというチームによって開発された、PS Vita史上初のHEN(=homebrew enabler)です。HENといえばPSPシーンではCFWやHBLと肩を並べる代表的なハック手法で、SIE(旧SCE)によりライセンスされていないソフトウェア(=homebrew)を、ライセンスされた通常のソフトウェアと同じように実行することができます。PS Vitaに登場した初めてのHENであるHENkakuは主に、homebrewゲームやエミュレータ、アプリケーションなどを正式なそれと同じようにホーム画面にバブル(アイコン)として表示させ、起動して遊べるようにするものと言えるでしょう。

ところで、あなたはPS VitaでVHBLやeCFW(CEF)、Rejuvenateなどのハックを楽しんでいますか?もしあなたがHENkakuに興味を持っていて、これらのハックとの違いが分からなかったり、これからも使い続けたいと考えているなら、以下に示すそれぞれの案内をご覧ください。この案内はmoleculeの一員(代表かな?)であるYifan Luさんのブログの投稿を参考にしています。

  • Rejuvenateを使っている場合、Rejuvenateはこれ以降サポートされることはなく、HENkakuの方がすべてにおいて優れているので、HENkakuに移行しましょう。
  • VHBLやPSP homebrewバブルを使っている場合、moleculeとしてPSP/PS1のサポートを請け負うつもりはないとのことですが、HENkakuはhomebrewにファイルシステムのフルアクセス権を与えるので、開発者は例えば署名されたPSP homebrewのバブルを生成する "bubble creator" のようなVita homebrewを作成することができます。今後もこれらを使い続けたい場合は、そのような活動が動き出すまでそのままで待機するといいでしょう。
  • eCFW/ARK/TN-V/TN-Xを使っている場合、HENkakuそのものはPSP ISO/バックアップの動作をサポートしないので、今後もこれらを使い続けたい場合は待機して、その他の開発者たちがどうするかを見るといいでしょう。
  • FailMailトリックを使用してシステム(ホワイトリスト、テーマやその他)を編集している場合、Vita homebrewはファイルシステムのフルアクセス権を持つので、あなたはapp.dbの編集や、ホワイトリストファイルの変更などを行うことができます。開発者がシステムを改変するアプリを作ってくれれば不慣れなデータベースの編集に頭を悩ませる必要もなくなります。HENkakuに移行しましょう。

HENkakuでPS Vitaハックを始める方、これらのハックからの移行を考えている方は、本体のFWバージョンを最新の3.60にアップデートしなければなりません。上記のハックのほとんどはFW3.60で対策されて使えなくなっていますので、「そのまま」の状態で使い続けたい場合は今はアップデートを見送ってください。第三者により古いFWにHENkakuが移植される可能性や、HENkakuにこれらのハックの代替策が用意される可能性を待つことができます。HENkakuを使い始めたら、今後配信されるFWではHENkakuが対策されていることが予想できますので、3.60を超えたアップデートはしないでください。あとから3.60にダウングレードすることは不可能です。ちなみに、FW3.60より新しいFWが配信された後でも、FW3.60へ手動でアップデートする方法がありますので、そのことを心配して判断を誤る必要はありません。

Rejuvenate向けに作成されたhomebrewはHENkakuでも動作するとされています。公式サイトのShowcaseにはRejuvenate時代からの資産が紹介されています。これを見てHENkakuを試すかどうか判断するのもよいでしょう。もちろん、今後さらに多岐にわたるジャンルのアプリケーションやその他の新たなメリットが生まれることが考えられます。

気にかけなければならないことがまだあります。HENkakuの導入を予定しているPS Vitaを普段使いのPSNアカウント(本アカ)のままで使うのは、BANの可能性を考えればあまりおすすめできません。過去にVHBLやRejuvenateなどを使っていてBANされたという例は聞かれておらず、SIEがHENkakuの使用を検出できるのかどうかもわかりませんが、精神衛生上は避けるのが無難でしょう。大金をつぎ込んだアカウントがBANされても責任を取ってくれる人はいません。

導入方法を確認しよう

HENkakuの導入を決めたら、さらに以下を読み進めてください。

公開時刻までにできる準備

PS Vitaは十分に充電されましたか? 今のうちにFW3.60にアップデートされていることを確認しておきましょう。以下の環境を手元に用意してください。

  • HENkakuを導入したいFW3.60のPS Vita(インターネットに接続できること)
  • FTPクライアントソフトをインストールしたPC(FileZillaが推奨されています。homebrewをインストールするのに使用)

18時になったらすること

準備を整えたら、18時に備えてさっそく以下のインストール手順を予習しておきましょう。このガイドは公式サイトの情報に基づいています。

  1. PS Vitaのブラウザアプリを開き、http://henkaku.xyz にアクセスする
  2. "Install"ボタンを押す
  3. "Welcome to HENkaku" というメッセージを確認したら、"OK" を押す
  4. HENkakuのインストールが完了したところで、ブラウザは自動的に閉じる

"shell" という新しいバブル(アイコン)がホーム画面に現れたことを確認してください。これはmolecularShellというアプリケーションのバブルです。

気を付けなければならないのが、この作業はPS Vitaを再起動するたびに行う必要があることです。インストールしたhomebrewやmolecularShellなどのアプリケーションのバブルが消えることはありませんが、これを行うまで、それらを起動することはできません。しかし2度目からはmolecularShellのLiveArea(アプリスタート画面)のオレンジ色の "Install" ボタンから簡単にこの作業を行うことができます。

molecularShellの使い方(Homebrewのインストール方法)

homebrewをインストールするには、HENkakuのインストールによってホーム画面に出現したmolecularShellアプリを使います。公式サイトのshowcaseより試してみたいhomebrewを選んでPCに用意しておくといいでしょう。

  1. インストールしたいhomebrewパッケージの拡張子が.vpkであることを確認します。
  2. Wi-Fiがオンになっていることと、PCと同じネットワークに接続していることを確認します。
  3. "shell" (molecularShellアプリ)をタップして起動します。
  4. SELECTボタンを押すとFTPサーバーが開始します。FTPサーバーにはパスワードが設定されていませんので、信頼できるローカルネットワークでのみ実行してください。
  5. PCのFTPクライアントを起動し、示されたIPアドレスに接続してください。
  6. FTPクライアントでux0(メモリーカードのルートフォルダ)へ移動します。vpkファイルをここか、好きなサブフォルダにアップロードします。
  7. インストールしたいパッケージをアップロードしたら、クライアントを切断してかまいません。
  8. molecularShellに注目を戻し、○ボタンを押してFTPサーバーを終了します。
  9. ux0へ移動し、さらにパッケージをアップロードしたフォルダに移動します。インストールするために、パッケージを選択し×ボタンを押してください。

homebrewの起動方法

インストールが完了したらホーム画面にhomebrewにのバブルが出現しているはずなので、それをタップして起動しましょう。

もしここまでの手順でうまくいかなければ、公式サイトのトラブルシューティングを確認してください。よくわからないことがあればコメントしていただければお手伝いできます。

COMMENT (21)

21件のコメントがあります

  1. クー 2016年8月4日 10:21 AM

    はじめましてFTPクライアントについて
    vitaに接続できません IDなども入力しましたが、接続すると見つかりませんとなります
    VITA本体はUSBに接続するのですか?

    • Apolo 2016年8月4日 12:26 PM

      FTP接続のための情報を正しくFileZillaに入力できていますか?
      molecular shellでSELECTボタンを押すと表示されるIPアドレス(例: 192.168.10.10)、ポート番号(例: 1337)を入力し、匿名でFTP接続します。

      • クー 2016年8月4日 5:00 PM

        ポート番号は、IPアドレスの後の番号ですか?
        あとUSBで接続であってますか?
        いろいろとすみません

        • Apolo 2016年8月5日 12:23 AM

          そうです。
          これはWi-Fi接続の一種と考えてください。USBケーブルを接続する必要はありません。
          あなたの家のルーターにPCとPS Vitaの
          両方が接続されているとき、これらはローカルネットワーク上にあり、今回のように両者は相互に通信できる環境にあります。コンテンツ管理アプリのWi-Fi接続と似たようなものです。

  2. ゆか 2016年8月5日 7:55 AM

    はじめまして
    molecularShelでどうやればFTPをインストール出来ますか?

    • Apolo 2016年8月5日 12:19 PM

      PS VitaにインストールしたmolecularShellとPCにインストールしたFileZillaの間でvpkファイルのやりとりを行います。
      FileZillaはPCで検索して用意してください。

  3. ゆか 2016年8月5日 4:40 PM

    vitaにFTPをインストールしてないのですが、もうでぎせんか?

    • Apolo 2016年8月5日 5:12 PM

      おっしゃりたいことがよく分かりませんが、molecularShellがFTPサーバーの役割を果たします。記事をよくお読みください。

      • ゆか 2016年8月6日 12:06 PM

        FileZillaで接続しましたが、molecularShell起動中にConnection timed out after 20 seconds of inactivityとでてしまい接続できません

        • Apolo 2016年8月6日 1:51 PM

          20秒の間に接続が確立できない場合に表示されるエラーです。原因はいろいろ考えられます。

          ・FTP接続の入力ミス
          この画像を参考にもう一度入力内容を確認してください。受け取っているエラーが英語のようなので英語の画像にしています。

          ・PCとPS Vitaが同じローカルネットワーク上に存在しない
          コンテンツ管理アプリをWi-FiでPCに接続できることを確認してください。もし接続できるならこれが原因でないことがわかります。

          ・FileZillaのネットワーク通信がWindowsにより許可されていない
          コントロール パネル→システムとセキュリティ→Windows ファイアウォールの「Windowsファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可」からFileZilla FTP Clientを探してチェックマークが入っていることを確認してください。

          ・設定にミスはないが、20秒では足りないほどにネットワークが遅い
          おそらくないと思いますが。FileZilla→Edit→Settings→Timeoutの値を20から大幅に増やしてみてください。

          ご入力いただいた情報からはこれ以上のことが分かりません。解決しなければFileZillaを再インストールするとか、別のPCで試すとかしてみてください。

  4. ゆか 2016年8月6日 9:28 PM

    コンテンツ管理アプリをWi-FiでPCに接続できること←これが原因だと思います
    何故かPC検索までできますが(接続を切断されました)と書かれ接続できませんでした
    ファイヤーオールやルータの設定をしましたが出来ず、、、

    • Apolo 2016年8月6日 10:12 PM

      何らかの原因があるのでしょうが、これ以上はお役にたてそうにありません。
      あとはPS VitaのWi-Fi設定をやり直す、別のPCで試す、Linux系の無料OSのブートUSB環境で試す、Windowsの再インストールを試すということくらいでしょうか。

  5. HRT-86 2016年8月8日 2:33 PM

    HENKakuの導入、できました。ありがとうございます!
    ちなみにちょっと解析したのですがvpkは拡張子をzipに変えて読み込めました。zip内にあるeboot.binがプログラム本体と思われます。あと、PSPのソフトにあったparam.sfoなども見つかったので、
    何か関係があると思います。

  6. 2016年8月9日 11:55 AM

    vitaにアップデートが来ているようですがやはりHENkaku対策ですかね?

    • Apolo 2016年8月9日 12:32 PM

      少なくともそのままの方法ではHENkakuが動かないようなので、対策はされているようですね。
      問題なのはそれがもう破れないほど完璧な対策なのかということで現在進行形で調査されています。

  7. 名無しさん 2016年8月11日 6:25 PM

    どうやってvpkに変換するのですか?またHomebrewのゲームはどこからダウンロードするのですか?

  8. kkk 2016年8月28日 11:16 AM

    堂々とコピーの方法を教えて楽しいか?
    正規ユーザーがあらゆる損することに何も思わないのか?
    神様気分か?

    • 2016年9月17日 6:20 PM

      これは自作ソフトを動かすものでpsvitaのゲームをコピーするものではないのでは?

    • 阿呆 2016年11月9日 3:06 PM

      情報弱者乙w

  9. 八神 2017年1月11日 8:14 PM

    FTPでポート開放までは行けたのですがVitamin2.0などOFFLINE-INSTALLERをアップロードしようとすると550 File not found.と出てしまい先に進めません。vpkをzipファイルに変更しても出来ないのですがどうしたら良いのでしょうか?

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