6.61 Adrenaline-3 リリース ― 自炊PS1ゲームをサポート!

2017-04-16-113017

TheFlowさんにより6.61 Adrenaline-3がリリースされています。今回のアップデートではついに自炊PS1ゲームの起動をサポートしています。
Releases · TheOfficialFloW/Adrenaline · GitHub

目次

変更点(readmeより)

v3
  • PS1ゲームの起動に対応。フル音声付き
  • Adrenalineメニューの 'States' タブにてセーブステート・ロードステートに対応
  • XMBでのUSB接続に対応。リカバリーメニューに 'Toggle USB' オプションを追加
  • PSボタンを2回押してLiveAreaに戻る機能を追加
  • Adrenaline起動時にFreaklerさん作のイメージ画像を追加
  • Recovery MenuにForce high memory layoutオプションを追加。 'The Elder Scrolls Travels: Oblivion' 体験版向け
  • Recovery MenuのButton assign(決定・キャンセルボタンの割り当て)が正しく反映されるようにした
  • 気まぐれなメモリアロケーションバグを修正('Star Wars: The Force Unleashed', 'Tony Hawk's Project 8' やほかの多くのゲームをクラッシュさせていた)
  • PMF動画シーケンスでいくつかのゲームをクラッシュさせていたv2で追加されたバグを修正
  • ファン翻訳のゲームにPGD復号ファイルをロードできなくさせていたNoDrmエンジンのバグを修正
  • いくつかのゲームにセーブデータを認識できなくさせていたmsfsディレクトリフィルターのバグを修正
  • ベースゲームの互換性を修正し、どのゲームをベースにしてもAdrenalineをフルに使用可能に
v2
  • Homebrew向けに64MB RAMをサポート
  • ur0パーティションをメモリースティックとして使う機能を追加
  • Advanced AA filterを追加(使用には 'Smooth Graphics' を無効にすること)
  • スクリーンサイズの変更に対応(倍率: 2.0x, 1.75x, 1.5x, 1.25x, 1.0x)
  • 'MotorStorm' やほかのゲームの音声再生の問題を修正
  • ms0:/MUSIC や ms0:/PICTURE がXMBで認識されないバグを修正
  • 公式の方のセッティングメニューで変更が反映されないバグを修正

Adrenalineの概要

AdrenalineはHENkakuハック環境で使用できる、PS VitaのPSPエミュレータ向けのCFWです。CFWを導入したPSPの機能をPS Vita上で再現することができます。旧来からのハックファンには説明不要かもしれませんが、CFWを再現したAdrenalineによって現在実現している機能の例は次のような感じです。

  • XMBの復活
  • PSP向けのHomebrewの起動
  • PSPゲームのバックアップ(ISO/CSO)起動
  • PSP向けのプラグインの使用
  • 自炊PS1ゲームの起動

さらに、Adrenalineには次のような目新しい特徴があります。これはPS VitaのネイティブハックであるHENkakuの恩恵によるものと言えます。

  • PS VitaのアプリケーションとしてXMBを起動できる
  • 複数の種類のグラフィックフィルタリング
  • PS Vita標準のスクリーンショット機能が使える
  • セーブステートの搭載

注意

HENkakuハック全般に言えることですが、AdrenalineやHENkakuに問題がなくても、ユーザーの間違った操作によりPS Vitaがブリック(起動不可、文鎮化)することがあり得ます。十分に注意してください。

導入できる環境

誤解のないよう、Adrenalineを導入できる環境を確認しておきましょう。

  • FW3.60以下のPS VitaまたはVita TV(HENkakuを導入できること)
  • Adrenalineに置き換えてもよい適当なPSPゲームをインストールしていること(置き換えている間は遊べなくなります)

Adrenalineに置き換えられたPSPゲームのアイコンをタップして起動すると、そのゲームではなくAdrenalineが起動するようになります。

HENkakuについてご存じない方はこちらのページを読んで予習しておくことをおすすめします。
HENkaku(変革) 導入ガイド - APOLOBOX

FW3.60へのアップデート方法はこちら。
HENkakuのためにPS Vitaを最新でなくなったFW3.60へアップデートする方法 - APOLOBOX

Adrenalineの導入方法

導入前の状況によって3つの方法に分けています。いずれの方法にしてもまずはAdrenaline-3をダウンロード、解凍しておいてください。
Releases · TheOfficialFloW/Adrenaline · GitHub

1. Adrenaline-2からのアップデートの場合

ux0:adrenaline にダウンロードしたadrenalineフォルダの内容を上書きするだけです。

2. Adrenaline-1からのアップデートの場合

Adrenaline-2以降でファイルの配置が ux0:pspemu/adrenaline から ux0:adrenaline に移動したので、その対応が必要です。

  1. ux0:pspemu/ のadrenalineフォルダを ux0: に移動します。VitaShellのファイラー機能かUSB接続機能を使ってください。
  2. ux0:adrenaline にダウンロードしたadrenalineフォルダの内容を上書きします。
  3. ux0:tai/config.txt を次のように編集します。ただし *TITLEID はベースゲームのIDに各自読み替えてください。
    
    *KERNEL
    ux0:pspemu/adrenaline/adrenaline.skprx
    ↓
    ux0:adrenaline/adrenaline.skprx
    
    
    *TITLEID
    ux0:pspemu/adrenaline/adrenaline.suprx
    ↓
    ux0:adrenaline/adrenaline.suprx
    

3. 新規インストールの場合

3-1. HENkakuとVita Shellのインストール

以下の手順では、Adrenalineの動作に必要なHENkakuをインストールし、システムファイルを変更するためにVita Shellというファイラーアプリをインストールします。これらをすでに導入済みの方は読み飛ばしてもらって構いません。

  1. PS Vitaのブラウザから https://henkaku.xyz にアクセスし、HENkakuをインストールします。
  2. molecularShellというアプリがホーム画面に現れるので、これを起動します。STARTボタンを押して 'HENkaku settings' を開き、'Enable unsafe homebrew' を 'On' に切り替えます。
  3. Vita Shellの最新のパッケージファイルを次のページからダウンロードし、molecularShellを使ってインストールします。アプリのインストール方法は上記の導入ガイドで紹介しています。
    Releases · TheOfficialFloW/VitaShell · GitHub
3-2. Adrenalineのインストール

Vita Shellを用いてAdrenalineに必要なファイルの配置を行います。

  1. 先ほどダウンロードして解凍した中に、adrenalineというフォルダがあることを確認してください。
  2. プレイステーション公式サイトを開き、PSP-1000/2000/3000向けの6.61アップデータをダウンロードします。
  3. アップデータはEBOOT.PBPというファイル名です。これを661.PBPにリネームし、先ほど確認したadrenalineフォルダに移動します。
  4. Vita ShellのFTP機能かUSB接続機能を用いて、このadrenalineフォルダを ux0: へコピーします。
  5. 今度は ux0:tai/config.txt をPCに持ってきます。TeraPadなどのテキストエディタでconfig.txtを開きます(メモ帳だと改行が崩れます)。
  6. ここでconfig.txtに以下のようにAdrenalineを設定するのですが、これは '*KERNEL' という行を探して、その下に 'ux0:adrenaline/adrenaline.skprx' という行を追加するという意味です。もし下に他に何か書かれていたら、消さずに改行して更にその下に追加します。
    
    *KERNEL
    ux0:adrenaline/adrenaline.skprx
    
  7. 続いて以下のように設定します。'*TITLEID' という行をファイルの最後に追加しましょう。そして先ほどと同じようにして1行を追加します。
    
    *TITLEID
    ux0:adrenaline/adrenaline.suprx
    
  8. 'TITLEID' の部分を「Adrenalineに置き換えてもよい適当なPSPゲーム」のタイトルIDに置き換えます。例えばタイトルIDが 'NPJG90047' の場合は、'*TITLEID' が '*NPJG90047' に変わります。タイトルIDはQCMAでPCにコピーしたときのフォルダ名などから確認できます。
  9. config.txtを保存して、ux0:tai/ に戻します。元のconfig.txtはリネームするなどしてバックアップしておいたほうがいいでしょう。
  10. PS Vitaを再起動して次にHENkakuを有効化すると、そのPSPゲームのアイコンからAdrenalineが起動するようになっています。

Adrenalineの使い方

次の記事で自炊PS1ゲームで遊ぶ方法を確認できます。ただしPSPで言う ms0:/ の部分はPS Vitaで言う ux0:pspemu/ に対応していることに注意してください。
PSPで手持ちのPS1ゲームをプレイ ― PopstationMD Free GUI V7.1b - APOLOBOX

Adrenalineの終了の仕方を紹介しておきます。PSボタンを長押ししてクイックメニューを開き、「設定」をタップするとAdrenaline Menuが開かれます。'Exit PspEmu Application' を選択するとAdrenalineが終了します。Adrenalineのグラフィックフィルタリングやセーブステートなどの興味深い機能もこのメニューから試せます。ぜひいろいろ触ってみてください。

COMMENT (2)

2件のコメントがあります

  1. すー 2017年4月21日 10:16 AM

    V4きてるみたいですよ(*・ω・)

    • Apolo 2017年4月23日 4:35 PM

      情報ありがとうございます。Adrenaline-4は最終版のようなので、少々時間をかけて記事を書いています。

コメントをどうぞ

※コメントをすぐに表示したい場合は本文にURLを含めないでください。

  • プロフィール

  • PVカウンター

  • アーカイブ

  • カテゴリー